介護食の宅配ってどんなサービス?どれがお勧め?「介護食3選」
在宅介護を行う場合、要介護度が重ければ重いほど身体介護が大変になります。そんな中、外部の業者にお願いできることはお願いすることで、介護の負担が少し軽くなります。
そこで今回は、「介護食の宅配」サービスについて見ていきたいと思います。介護食の宅配は様々な会社が提供しているので、その中から3つの会社もご紹介します。
<介護食の宅配って?>
介護食を自宅まで届けてくれる「高齢者向けの食事宅配」サービスです。
介護食はカロリーや塩分、糖質、タンパク質を抑えたり、柔らかく作ったりと、通常の食事とは異なり、作るのに専門的な知識が必要だったり、時間がかかったりします。
身体介護をしながら、手間のかかる介護食を作ることは、介護者にとってとても負担となります。そこでこの「介護食」を自宅まで宅配してくれるサービスを利用することで、介護者の負担をかなり減らすことが出来ます。
<介護食の種類は?>
常温タイプ
受取ってそのまますぐに食べることが出来ます。電子レンジなどを使用する必要がないので、要介護者自らが準備することも出来ます。しかし、保存がきかず、配達の人から直接受け取る必要があります。
冷蔵タイプ
冷凍よりも温めやすく、美味しいことが多いです。冷蔵ボックスを利用すれば、対面じゃなくても受取れることがあります。しかし、夏場は傷みが心配です。
冷凍タイプ
冷凍されたお弁当が届きます。保存がきくので数日分をまとめて受取ることも可能です。食べる時は解凍する必要がある為、食べられるようにするまでに少し時間がかかります。
お弁当だけでなく、お惣菜だけを届けてくれたり、好きなおかずだけを頼むことができるサービスもあります。介護者と要介護者それぞれの状況にあったサービスを選びたいですね。
<介護食宅配3つのサービス>
介護食の宅配サービスには、多くの業者があります。そこで今回は、3つのサービスをご紹介します。
管理栄養士が栄養バランスを考えながら献立を考えています。調理の段階では、食品添加物や合成着色料を一切使わず、一品一品細かく栄養成分を調整しながら手作りされています。
150種類以上のメニューが用意されているので、1日3食食べても1カ月毎日違うメニューが食べられます。しかし、そんなにたくさん種類があると、自分に合ったメニューがどなのか迷ってしまいますよね。そんな時は、管理栄養士が電話でどのメニューが自分に合うのか、アドバイスもしてくれます。
全国に宅配が可能なので、遠くに住んでいる要介護者に届けることも出来ます。
②総出荷600万食突破!栄養価を徹底管理した健康宅配食【メディカルフードサービス】
糖尿病、腎臓病、高血圧などで食事制限のある方、噛む力や飲み込む力が弱い方向けのお弁当もあります。
また、味にこだわりたい方向けの高単価のお弁当もあります。
レンジでチンするだけなので、一人暮らしの方でも手軽に食べる事が出来、全国へ送料無料で宅配されるので、遠くに住んでいる要介護者に届けることも出来ます。
噛む力や飲み込む力が弱い方向けのお弁当です。
やわらかさは、①厚焼き卵ぐらいのやわらかさ、②だし巻き卵ぐらいのやわらかさ、③スクランブルエッグぐらいのやわらかさ、と3種類から選ぶことができます。
レンジで温めるだけで食べられるので、一人暮らしの方もすぐに食べることが出来ます。また、介護者の方の手間も少なくなります。
全国へ宅配できるので、遠くに住んでいる要介護者に届けることができます。
<まとめ>
介護食の宅配サービスを利用することは、メリットが多くあります。
1つはもちろん、介護者の介護負担の軽減にあります。
そしてもう1つは、要介護者が栄養バランスのとれた食事が出来ることです。身体介護を担う介護者が、手の込んだ料理を作る事は時間的に難しいことが多いですし、家庭の料理は、よほどの料理好きでなければバリエーションも限られてしまいます。
民間の介護食の宅配サービスを利用することで、費用はかかります。しかし、食費は元々、公的介護保険制度の対象外となっていますし、必ずかかる費用です。
自分で作るよりは少し割高になることがあるかもしれませんが、介護者の時間の負担が軽減されたり、要介護者がバランスのとれた食事をとれるというメリットを得られることを考えると、それほど高い物ではないかもしれません。
今回ご紹介したサービス以外にも、様々な宅配サービスがあるので、自分に合ったサービスを選ぶようにしたいですね。